Crossbeat, April 1989

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Crossbeat

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Elvis Costello

Controlling the quality

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  Paul Du Noyer

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自らの音楽の高品質を保証するべくして発表された新作「スパイクJo 現場不在期間、新作、ソングライティングの可能性等々洗いざらい語った エルヴィス.コステロ・超口ングインタビュー。

リカには今や5つもツエ、ソペリンがいる。

僕なんかの入り込む余地はないね

世の中を動カ、すのは軽薄さだ、と言ったのは誰ガったカ与 エルヴイスロステ0は軽薄を稽う。

低俗なンングライティンクと陳腐なラジオに対する排繊状、コステロの昔業は常にそれだった。

高品質であるごとは、殻にとって当声ク前なの島 約2年半振クのニュー申アルノ(ムタバィク」は、まさにそれを再ひ証明している。

しかも今回はにれまでにないオールスター.キャストを動員した作品になった。 長期に渡クじっくクと耕成さ九たものであると同時に超冒険的でもある新作で、彼は何をどう歌おうとしたのか。

さらに週去と現庄は、破の中でいかなる関係性の中で捉えられているのか。

これまでになく洗いざらい語られた 工ルヴ4ス‘そアインボータント.ワーク,コステ0、最新ロンクインタどコー。


コミカルな/イズ、 ユーモラスな音楽に気がついた。 まさにSジョーンズの世界だ

1989-04-00 Crossbeat page 38.jpg

「他のアーティストと比べたら、それ程長 いブランクじゃないよ」前作のrBLOOD AND CHOCOLATEJから2年半振りのニ ュー.アル/曹ム「スパイク」の発売をま近 に控え、ェルヴィス・コステロはその長い ブランクに触れて、こう語った。「ア)レくム とア)レ雪ムの!」り隔としては、2年半は一般 的だよ。とにかく僕は10年間ずっと、×イペ ースでやってきたから、そろそろ→1刊女つ いてもいいだろう、と考えたんだ』 89年度版エルヴィス・コステロのいで立 ちは、黒いデザイナー・コートに胸元のア クセサリー。鮒青髭にも拘らず、健康そう な顔色で、事務向M‘ら近いハイドノFクの 中を幾う劫前屈みになって、風に吹かれな がら、堀爽と閣歩している。「ここでインタ ビューを受けようか」風を遮りそうな占い 木製のベンチを見付けると、我々は腰を下 ろした。

コステ口のアル/くム活動再開は、H愉快な,, ブリティッシュ・ミュージックの目録に、 新たな1ページを加えるものとして、大い に歓迎されているが、コステ口の弁を借り ると、ブリティッシュ・ミュージックは「愉 快だが、重要でない」もので、今回のLPも “、 MORE IMPORTANT WORK',と読んで、 皮肉っている。

実際のタイトルである「スパイク」は、 40年代に斬新な音楽を作り、.’キング.オブ・ コーンーの異名を取ったシティ・スリッカ ーズのシンガーであるスパイク・ジョーン ズに捧げられたものだ。

「昨夜、皆でアルバムを聴いていたら、コ ミカルなノイズとか、ユーモラスな音楽に 支幼りいたんとまさし(スノくイク・ジョ ーンズの世界だった。それで、『スパイク』 にしよう、という事になった。それに一語 のほうカゃ党えやすいしね」

音楽的なスタイルも、歌詞の内容範囲も、 その豊かな多様性において、今までのコス テ口の作品の中では、群を抜いたアルバム と言えよう。今回もコステ口はT・ポーン・ jくーネット(「キング・オブ・アメリカJの プロデューサー)とチームを組んでいるが、 今回に於けるバーネソトの役割は、良きア ドヴァイザー、まとめ役、に止まり、共同 プロデューサーの筆頭にはエンジニアのケ ヴィン・キレンを起用Lている。 レコーデ ィングにダブリン、ニューオリンズ、,、U ウッド、口ンドンと目まぐるしく場所を変 え、当然参加ミュージシャンも各地で違い、 数も多い(ロジャー・マッギン、ポール・ マッカートニー、アラン・トウーサン、ク リッシー・ハインド、ジム・ケルトナー、 その他大勢)。多様性に富んだアル,くムにな った一因は、ニんな所にもあるのだろう。 LかL、 2年半はやはり長い時問だ。そ の間、何をしていたのだろうか?

「ずっと遊び暮らしていた訳じゃないよ。 いろんな事をしていたん芯ギグはあまり やらなかったカ三去年の夏はクラストンベ リーでやったし、シェットランド・フェス ティノワレにも参加した。それから、アメリ カにソロ・ツアーに出て、各地の大学を回 ったけど、あれは面白かった。その後、女 房のケイト(ポーグスの元ベーシスト、85 年にコステロはポーグスのセカンド・アル バム「ラム・ソドミー・アンド・ザ・ラッ シュJをプロデュースした)が『THE COU-RIE凡とい引卿駅こ出演することになっ て、技彫力警わるまで3カ月ダプリンに住 んでいたんなそれまでひよんなことから、 この晩画の為に曲を書くことになったんだ けど、それがきっかけとなって、再びソン グライティングを始めた訳さ」

r主まいにしていたホテルの音防1て壮事し ていたんだカ三そこで今回のアル,くムの半 分の曲力拙来Eがった。その後コンフェデ レイツを引き連れてのアメリカ南音民日本 オーストラリアへのツアーを劫画したんだ けど、ただ体の空いている人間を集めて間 に合わせた割には、いいツアーになった。 でも、一聞均に結成したバンドとツアーに 出るのは、正直言ってキツかったよ。やっ としっくり行きかけた頃には、ツアーは終 わつているんだカ‘らね」

「とにかく自分力喋しめる仕事‘勤‘りだっ たし、プロモーションなんかはやらなかっ た。アルノ雪ムのプロモーションなんて必要 かねえ……、ただプレイしまくれ1れ、いの さ。それから、ポール・マッカートニーと の仕事の言劫fあって、何セッションカー緒 にやって、その他にも)レくーン・プレイズ (ニューョークのモダン・ラテン音楽の第 一人者)とも仕事をした。これらーつーつ の事もスムースに行け(まいいけど、途中で 中断したり何だで、えらく時間を取られた。 そ才1こ二件程財三曲の依束肋ゴあった。例の曲 書いて、手数半判又るやつだよ。ティル・チ ューズデイのエイミー・マンの方は僑可で、 ロイ・オービソンにはニュー・アルバム用 の曲を書いた」

1989-04-00 Crossbeat page 39.jpg

発掘された古い化石みたいに 扱われることに 皆ビクビクしてるんだ

喉は、金儲けを主眼にした仕事はしな い。僕の場合はチャレンジであるとか、楽 い功‘ら、といった単純なきっかけである 事が多い。金の事といえ‘よ僕は今コロン ビアとの契約が切れるのをじ時ちにしてい るんだ。その暁には、世界的に通用する契 約を結ぶ事め引、l来るからね(残確コロンビ アはアメリカに於けるコステロのレーベル だカ*、その他の国では数多くのレーベルに 別れており、英国だけでも数社程ある。現 在彼のマネージャーであるジェイク・リヴ ィエラの牽モ営するディーモンに、過去のレ コードカ割当堂されているところで、今年以 降はワーナーとのワールドワイドな契約が 有効となった)」

「それに、アル,ベム自体にも聞周力明又られ た。プランを立てるにも、レコーディング するにも、週末にちよこっとやって出来る 事と違うからね。一年の初めの数力月はス ケジユールの調蝉切きく人材集めに、ほと んどの時間電話に係りきりだったよ:

「まあ、こんなわけで尺山いろんな事をし たんだカくどれを取っても僕のキャリアの 上で大きな前進と言えるものじゃない。今 ま耐割まア)レくム/ツアーという毎度御馴1 染みのパターンを網区してただけだったか ら、この2年半の自由は、すごく新漁羊で、 やりたい事も実現できた。それで結果的に チャートに結びI寸かなくても、それイコー ル音楽の出来力悪い、という事ではないと 思っている。良い作品は、往々にして脇道 に逸れた時なんかに生まれるものさ」

「もちろん、休みも取ったさ。この10年来 休みらしい休みを取ったのは、今恒」カ潮め てじゃないかなあ。去年の夏にはグリーン ランドに行き、イースターにはイタリアに 行った。伽毅なんかそ才W直楽しいものじゃ ないし、第一走掘芯いろんな所に行(の は好きだけど、日頃旅行者を毛嫌いしてい る手前、自分功逆に旅行者の立場になるの は、どうもいただけない」

「だからと言って、仕申め鬼でもない。僕 は良く脚味して仕事を選んでるから、事実 断る仕事も多い。視聴率の高いショウに出 演とか、ビッグなツアーとかf災の価値観に 合わないものや、重川幾のはっきりしないイ ベント関係なんかは引き受けないんだ」

78年にリリースされたセカンド・アル,く ム「ディス・イヤーズ・モデル」以来、コ ステ口はアトラクションズ(キーポード: スティーヴ・ニーヴ、ドラムス:ピート・ トーマス、ベース:ブルース・トーマス) と共に活動してきたが、87年にこのパター ンを破り、T・ボーン・,くーネットやその 他多方面のミュージシャンと共に「キング・ オブ・アメリ力」を製作した。この後再び アトラクションズと1BL000 AND CHOCOLATE」を製作している。今回のアル,くム の参加ミュージシャンの追加リストには、 ピート.トーマスの名は記されているが、 アトラクションズは事実上参加していない。 コステ口とアトラクションズの問で何があ ったのだろうか?

「僕らは何枚かレコードを作ってきて、バ ンドとしてはかなりいい線まで行ったん標 1枚だけくだらないレコード(81年にナッ シュピルでレコーディングした「オールモ スト・ブルー」を作ったけど、カントリー カ鳴きならそう捨てたものじゃない。ただ アトラクションズのレコードとは言えない 代物芯とにかく幸勃‘100ノトーセント投人し ていたかどうか怪しいもの芯とにかく、 こんなところも一因になっている。まあ、 何力時別な理由でもない限り、また一4推こ 仕事する事はないだろうね。それにノスタ ルジックなツアーなんかは、特別な理由に ならないJ

「今日、時は瞬く!郡こ過ぎて行く。77年の 事でもノスタルジックな位恕だから皆、 発掘された古い化石みたいに扱われる事に ピクピクしている。いわ1ま考芹羊みたいな もので、あるIIIIII来」初一片をい(つカ発掘 し、それを組み合わせて事実とは損離れた 御大層な複製を作り上げる」

「こんなわけで、僕らが今さら昔の音楽を やったって意味ないし、アトラクションズ の連中も現在のところ、バンドとして新し いレコード作りに着手していない。いつの 日刑業らが再び集まって、何力噺しい事を

始めるまでは、ツアーにI'SIIIることもないだ ろう。ピートは今回のレコードに参加して いるけど、スティーヴは、僕とアトラクシ ョンズを別物として見ているようだったし、 闘生に『可っての参加は望んでいなかった。 僕は今回もアトラクションズの連中といく つカ切曲をやりたかったんだけど、レコー ド全体に参加出来ないのだったらやらない、 と言って反対したのは、スティーヴ本人だ ったのさ」

「でも、彼は毎週伽雀LIにはジョナサン・ ロスとセッションを組んでいるんだよ。他 の奴とはセッションカ附「めて、僕とは出来 ないなんておかしな話さ。でも彼の頭の中 では、1'ンドという意講功哨W、ん芯僕は 個々のアーティストの集まり、と言う見方 をしているから、見解の相違さ。でも別に 雌癖したわけじゃないさ。でも実際奴らに 訊いてごらんよ。根にもっているかもしれ ないよ.!」

批評がフェアーじゃないと がっくりくるものだ。 だから僕も今では批判はやめた

喉の頭の中はいつも曲の事で一杯なん 芯時には状河や、それをどう歌うかに囚 われて、他の音が耳に人らなかったりする。 そ才1カ河度力競(と曲のI士上がりにも紹樽 が出て、7黄足のいかないものが出米I:がる ことがある。今回のレコードでも、僕は歌 詞に人れ込んだし、シリアスな曲も書いた けど、努めて以前の作品とは違ったやりガ で、次河を盛り1:げていくような音楽作り を,じ掛けた。音楽はムードの代弁者、とい う観点では『BLOOD AND CHOCOLATEユはこういった姿勢カ‘貫かれている。 Pキング・ォブ・アメリカ』は全ての音が 歌の邪魔をしている。しかし、『スパイク』 では、音楽と状河の問で多くの対言勧‘なさ れているんだ」

「全体的に歌詞は分かり易くなっている し、ストーリー・ソングや第三者の立」籾) 曲も多いから、客観的で分かり易い。逆に 自分の事を岩針れこ書け1土己の内面をさら け,IIIIIIす事になるJ

コステ口の曲のスタイルを70年代後半と 80年代後半とで比較すると、"Look at me (僕を見ろ),’というマテリアルから、単に "Look at thisにれを見ろ),,という曲に


Translation by Yuko Tanaka.





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Crossbeat, April 1989


Paul Du Noyer interviews Elvis Costello.  {From Q magazine, March 1989.}


Also includes a list of Elvis Costello collaborations.

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Photo by Kenji Kubo.
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